貝ヶ森皮膚科

気虚類証

1. 気虚証 ・・・ 元気不足、機能の減退を示します。

 

 気虚の最も典型的な表現は以下の八文字で表されます。

   気短 ・・・ 息切れ、呼吸が微弱なこと

   乏力 ・・・ 元気がないこと

   神疲 ・・・ 無気力

   脈弱 ・・・ 脈が細く軟らかく、脈位は深部にある

 

 それに加えて、「動くと症状が悪化する」のが特徴です。

 

 気虚で見られる症状が関係する臓は、

   気短、声低、少気懶言(しゃべるのが億劫なこと)は「肺気」と関係し、

   体倦乏力、疲労倦怠は「脾気」と関係し、

   神疲、脈弱は「心気」と関係します。

 

 気虚によって、

   栄養が不足すると「血虚」になります。

   冷えの症状が強くなると「陽虚」になります。

   脾の運化機能が低下すると湿を生じたり、痰を生じたりします。

   また、「水滞」や「気滞」、「血オ」を生じることもあります。

 

2. 気陥証

 気虚の症状に加えて、升挙無力、清陽下陥の症状が強調されます。

 子宮下垂、脱肛、内臓下垂、眼瞼下垂など。

 人によっては明らかな内臓下垂がなくても気が下墜する感覚があることがあります。

 

3. 気不固証

 脾気と同様、腎気も下陥しますが、腎気下陥とは言わず、腎気不固といいます。

 気虚の症状に加えて、固摂できない事による症状が出現します。

 以下の6方面の不固があります。

  汗不固   ・・・ 肺

  気不摂血 ・・・ 脾

  大便不固 ・・・ 腎

  小便不固 ・・・ 腎

  精液不固 ・・・ 腎

  胎気不固 ・・・ 腎

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